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ツレと二人でニューペガの島に張り付いてはハイエナ&ベル落としで姑息に稼いでた

534 :1:2011/09/27(火) 09:24:46.09 ID:6rg9dUWp
670 名前: ナゲーよ 04/08/10 15:39 ID:BeGbjvPb

80年代も後期、学生で金が無かった俺は、
ツレと二人でニューペガの島に張り付いてはハイエナ&ベル落としで姑息に稼いでた。
その店は小金を持ったジジババが多く、
待ち時間は目押しをしてあげたりするだけで、大いに喜ばれ、
手を合わせられることはあっても、嫌な顔をする人はいなかった。
ただ夏になった頃から、ツレは一緒に行かなくなったためその日も一人で立ち回っていると、
強面の店員(通称;ナガブチ)が「ツレはどうした?」と聞いてきた。
(今じゃ考えられんが当時はマジでこんな感じで聞いてきた)
俺「え?最近一緒じゃないから知らない」
店員「そうか。マネージャー(リアル拳王)が呼んでるから、ちょっと来てくれ」

マネージャーとは、飲み屋街に近いこのあたりでは知らない人がいないくらいで、
当時この近辺でマネージャーと言えば彼のことであるくらい有名な男だった。
俺は一度飲み屋街でヤンキー集団とケンカになり、かなり押され気味だった時、
黒いベンツ(通称;黒王号)からマネージャーと若いのが降りてきて、
あっという間に俺らの相手をボコボコに、
返す刀で俺の足がアスファルトにめり込む程のゲンコツ一閃。
目の前がキャラリンフラッシュ中の俺を見て、
「あんまり、はしゃぐなよ、ガハハハ・・・」と言って黒王号で立ち去っていったことがあった。
それ以来俺は店内店外問わずマネージャーを見ると
大きな声で挨拶するようになったが、マネージャーの返事はいつも「おうっ」だけだった。
これも今じゃ考えられんが、実は俺だけじゃなく店内店外問わず
誰もがマネージャーには頭を下げたがマネージャーが頭を下げたところは見たことが無かった。



535 :2:2011/09/27(火) 09:25:43.62 ID:6rg9dUWp
今回は別に悪いこともしていないし、それ以前に断ることができるはずも無く
ナガブチについて行くと、そこには甲冑を付けていないラオウが大きなソファに座ってた。
それを見た俺は怯むことなく
「マネージャー、おはようございます」
マネージャー「おう、ツレはどうした?」
俺「今日は自分一人ですけど」
マネージャー「ちょっとあいつの連絡先教えてくれや」
俺「連絡先って言ってもアイツも俺も寮に住んでます、今日は見かけていません」
その後、マネージャーに言われて寮に電話するもツレは当然いなかった。
と言うのもツレは前の晩に女に呼び出されてから今朝まで帰ってきていないのだ。

その女と言うのはこのバチ屋にもよく顔を出していたスナック勤めのオネエタンで、
自分らより10歳くらい上で顔は上品だがボディはワガママな良い女だった。
バチ屋の常連の誰もが一度はお相手願いたいと思ったが、
当時マネージャーの愛人という噂からか、それを実行する者はいなかった。
ただ一人、ツレ以外は...
なんとツレはオネエタンとこっそり付き合いだし、そのせいでこの店にも来なくなったのだ。
初めてその話を寮で聞いたとき、ツレは得意げにプレイ内容やボディ詳細について語ったが
俺はうらやましさよりも、恐怖のほうが強く、ガクガク震えながら2回抜いた。
必死に説得するも連れの目にはワガママボディしかなく、
「今はコソコソやってるが、そのうち俺だけの女になるよ」と得意げに語ってた。



536 :3:2011/09/27(火) 09:26:34.28 ID:6rg9dUWp
ツレは昨晩からその彼女と一緒にいることはほぼ間違いないが
なぜかばれていないはずのマネージャーがそのことを知っており、
それを俺に聞いてきている。
マネージャーは何も言わないが、この状況がそれを物語っている。
マネージャーは続けた
「今日はもう帰ってツレを探して来い。なるべく今日中につれて来いよ」
「今日見つけれなくて明日になってしまったら必ずこの店に電話して来いよ。じゃあな」
俺は「はい、わかりました」と言って1000枚近くあったメダルもそのままに、急いで寮に帰った。
もう関わりたくなかったが、寮に帰るとツレの部屋にはツレとワガママボディがいた...
そこでの話の内容はこうだ。
彼女は店に来ていたマネージャーと喧嘩し「もう別れる」と店を飛び出しツレの元へ行った。
店を飛び出した後なぜかスナックのママがマネージャーにツレとの関係まで喋ってしまい、
もう帰るところも無くなってしまったと言うわけだ...
これはまずいと思ったが、もう寮のことまでばれてしまっているから、
拳王決死隊の手が及ぶのは時間の問題、ここも安住の地ではないのだ。
まさか二人で手を取り合ってラオウの手の届かないところに高飛びするわけにもいかず、
とりあえず俺も含めた三人で謝りに行き、もう彼女からは手を引いてもらおうと言うことになった。
「行こう、ラオウのもとへ」と意気揚々と行けるわけも無く、
豪衝波に怯えながらも、なんとかその日の夜ラオウのもとへ。



537 :4:2011/09/27(火) 09:27:15.41 ID:6rg9dUWp
「待っていたぞ、ケンシロウ」
とは言わないが、威風堂々とした態度で俺たちを迎えたマネージャーは
いつに無くすごい闘気をまとい
半径3m以内のテーブルやソファが宙を舞っていた。(←記憶が定かではないが)
マネージャーが口を開いた
「まぁ座れ」
俺は心の中で「エェー!俺もかよ?」と思ったがそんなことは言えず言葉に従った。
マネージャー「説明してみろ」
ワガママボディ「もう別れるし、店も辞める」
と言うや否や(as soon as)マネージャーは目の前のテーブルをドガッ蹴り
テーブルの淵がマネージャーの右前方に座ってた俺の弁慶ちゃんを直撃した!
その時空手有段の俺の中で何かが弾けたが、気のせいだった。
俺は「アイタッ」と小さく呻き弁慶ちゃんをスリスリしたのだ。
マネージャー「お前はいつもそうだ!急に逃げ出したりしたら店のママにも迷惑だろうがっ!
       いつもいつも勝手なことばっかりしやがって!」
と言ってワガママボディのか細い腕をムンズッと掴み、そのまま立ち上がらせると
頬をバチコーーーーーンッと平手打ちした。

すぐにツレが立ち上がりマネージャーに食って掛かろうとするので、
空手有段の俺はツレの腕をひっぱり、なんとか食い止めると
さっき蹴られた拍子にテーブルから落ちた大きなガラス製の灰皿を掴むと
そのままテーブルに戻してあげた。
ワガママボディがワンワン泣き喚き、ツレが鼻息を荒くする中、マネージャーは口を開いた
「もういい、好きにせい。ただし店のママに迷惑かけるなよ。」
「もし辞めるにしてもちゃんと相談せい」と言い、ツレの肩にバンッと手を置くと
「しっかりせんかっ!」と言った。
そしてマネージャーは財布から3万円取り出すと俺に差し出し、「迷惑かけたな」と言った。
その後、三人で何も言わずお辞儀をして部屋を後にした。
帰りがけにマネージャーは俺に向かって
「今日はもう打って行かんのか?」と言ってきたが
俺は「今日は帰ります」と言いもう一度お辞儀をし部屋を後にした。



538 :5(ラスト):2011/09/27(火) 09:28:15.60 ID:6rg9dUWp
それからしばらく、ツレとワガママボディは付き合っていたが
やはり年の差のせいか3ヶ月もすると別れてしまった。
俺はと言うと、相も変わらずマネージャーの店に出入りしていたが
これも3ヶ月ほどで新台(たしかドリセブ)に変わったことや
卒業が近くなったこともあり顔を出さなくなった。
あれから10年以上経ち、
あの街を離れてしまったので店がどうなったのか、
マネージャーがどうなったのか、
ワガママボディが今もわがままなボディなのかはわからないが、
今でもスロ屋でラオウを見るとあの頃を思い出す...

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